航空機リサイクル事業AIRPLANE DISMANTLING

当社の航空機リサイクルの特長

当社のリサイクルは従来のようなスタイルの
リサイクルとは異なり環境に配慮した
新しいリサイクルを心がけております。
安全に、迅速に、整然と作業をすることを
ポリシーとしております。
多くの作業を屋内で行うことで周辺住民への環境にも、
当社で働く従業員の労働環境の面でも他社とは
一線を画しております。
上記のことからも質の高い製品を生み出すことができ、
お取引先様からも高い評価をいただいております。

当社保有 航空機関連特許の一例

「航空機用スクラップ処理装置」
発明者 高倉可明  
特許第63102668号 出願日 平成26年2月10日
「航空機圧潰装置及び航空機解体方法」
発明者 高倉可明  
特許第5511041号 出願日 平成25年9月3日
「大型飛行機解体用剪断機及び大型飛行機解体用作業車」
発明者 高倉可明  
特許第6353619号 出願日 平成30年2月27日
航空機解体のフローチャート
  • 1最終目的地に着陸、解体ヤード内に移動、作業のための養生
  • 2エンジン、ランディングギア、電子機器等の取下ろし及び保管
  • 3手作業、小型マルチ解体機などにより内装取下ろし等の取り外し
  • 4マルチ解体機等の重機を使用し、陸送可能サイズに粗ばらし、切断
  • 5当社車両等により,富山県高岡市の当社工場に移送(例 能登空港から約1時間)
  • 6大型ギロチンせん断機での圧縮、切断(当社工場内作業)
  • 7シュレッダーにてアルミ、銅、など素材の分類(当社工場内作業)
  • 8アルミの溶解、インゴット製造(当社工場内作業)
  • 9完了、出荷 (当社工場内作業は、1機あたり約1週間で完了)
航空機解体の現状

航空機のライフサイクルは、
20年~30年となっております。
国内などのエアラインはすでに
ボーイング747型機を全て用途廃止、
または廃棄しており、
まもなくボーイング767、777型機もその役目を
終えようとしおります。

東南アジアを含め、国内の航空機の廃棄は、
アメリカ、特にカリフォルニア州、アリゾナ州などの
砂漠地帯へラストフライトを行い、
そこで次の航空機人生を迎える
こととなっているのが現状であります。

アメリカでの航空機解体の作業

ラストフライトでアメリカに送られた飛行機は、
まずエンジン、航空機の主要部品などを取り下ろし、
その後内装を屋外で、しかも手作業で撤去する。

部品などが外された機体は、放置に近い状態
(20年放置状態の機体もある)
で駐機しているのが現状。
駐機スペースが無くなるなどの状況になり、
ここで初めて本体を解体することになる。

当社はこの作業を新たな解体システム(特許取得)を
駆使して迅速に完全撤去が可能

日本国内での退役航空機
リサイクル事業のメリット

これからの20年間で世界の在籍機数は倍増する。
約20,000機(2017年)→約40,000機(2037年)

アジア地域で発生する使用済み航空機の割合が増加する。年間約300機がアジアで発生する見込み。

ラストフライトを迎える“物”の発生(アジア)が至近の距離にある→輸送コストの削減

退役航空機のリサイクル施設は日本では皆無。

ジュラルミン、銅など、部品取り下ろし後の航空機の素材を有効活用→
高品質な日本式解体手法により限られた資源を日本で有効に再利用する

弊社の国内パーツアウト事業のスタンス

これまで皆無であった日本国内でのパーツアウト事業
への参画を目指します。

日本、アジアで発生する使用済み航空機を国内の空港で
ラストフライトを迎え、適正な手順で部品を取り下
ろし、保管、点検、整備、販売、解体の事業を、商社、
エアライン、部品販売会社、航空機リース会社等と、
ともに立ち上げたいと考えております。

保管、部品販売に必要な資格の取得を目指します。

AFRAに加盟(日本企業で初、2014年)

AFRA総会への参加

AFRAについて

AFRA(Aircraft Fleet Recycling Association)  航空機リサイクル協会は、ワシントンDCに本部があり、2006年に設立。84の業者、機関が加盟。

メンバーはボーイング社、アメリカン航空、トルコ航空、UNICAL社等航空機メーカー、エアライン、部品販売会社、リサイクル会社等。

使用済み航空機、装備品などの適正なリサイクルを推進する世界的な団体。

アメリカ航空機解体施設の視察2018(Unical Aviation, San Bernerdino CA)AFRA総会への参加